とりあえずサイトのログからいっこ拾ってきました。
本当は加筆とかしたかったんですけど、ジャンためとラキショ用のあれやこれでとてもそんな暇なくてゴーーーン;∀;
どうもこうシンプルで短めの文章を書くのが苦手なようで、入れるべきとそうでない情報の扱いがわからなくていつも凹みます。
そういうわけで続きからどうぞ。
LHLチャリオッツEDの二人、なんだかちょっと乙女ジャンさん
定期的な寝息が隣から聞こえてきて、そのリズムに妙な安心感を覚えて俺は目を閉じた。
瞼の裏で先ほどのベッドでの行為がフラッシュバックしてくる。
掴まれた腕の熱さが、まだ残っているみたいに感じる。体全体で俺を繋ぎとめるその性急な動きが愛しくて、最中に俺は何度もルキーノの頭を掻き抱いてその名を呼んだ。
声にすればその分だけ快感の濃度が増してくるように、何度も昇りつめ、吐き出し、また名前を呼ぶ。ルキーノからも同じように、まるでお互いの存在を確かめるように囁き合った。
誰にも邪魔をされない二人だけの時間を手に入れて、俺とルキーノは形のある幸せの中にいる。組織を飛び出して先の見えなかった頃から、二人でとびきりのギャンブルを仕掛け続けてきた。
こんな風にお互いを満たし合う関係になるなんて思っていなかったけれど、今はこれが最上で最高だって思える。
はらりと顔にかかったピンク色の前髪を払ってやると、ぴくりとルキーノの瞼が動いた。
「ん・・・、何だ、眠れないのか?」
顔に触れた俺の手を取り、指を絡めてくる。その温もりがひどく優しく感じられて、俺は自然と微笑んでしまう。差し出す手は握り返される。呼ぶ声は届く。当たり前みたいにそれが繰り返されるだけで、また俺の中に小さな喜びが生まれる。
「・・・ちょっとね」
俺は指先でルキーノの頬に触れた。ここにこうしてルキーノが居てくれることが、もう俺にとっては全てでいいと思える。いつだってこの腕は俺を掴んでいてくれるから。俺はそのまま顔を近づけ、小さな声で呟いた。
「幸せで、眠れねえんだ」
返事を待たず軽く唇を押し付け、目を閉じる。ずっと俺を繋いでいてほしい。このまま二人で溶け合って、一つになるように。
この先も、先の先も、ずっと名前を呼び続けていたいから。
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